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オス化女子つるぞの【23】2005年のサンタさんはベランダから窓ガラスを破って入ってきました?

忘れもしない
2005年12月21日の夜

クリスマスイブには3日早かったのですが
我が家にサンタさんがやってきました。

そのサンタさんは
私が一生忘れられないくらいの
とても強烈なプレゼントを
持ってきてくれたのです。

今回からは、そんなお話・・・☆

あの「ヤドカリ事件」(第11話)を超える
ミラクルが、私の身に起こりますw

このシリーズ全話のリストは、こちら↓

その日、私は夕方から
カウンセリングスクールの講座に
出ていました。

当時の私は、相変わらず
ファシリテーターさんとの癒着
そして父との癒着を
手放せずに苦しんでいました。

だから、講座でも、そのことを半泣きで
トレーナーに相談したことを憶えています。

そんな状態でしたから、その帰り道も
心はどんより沈んでいました。

講座が終わったのは、夜9時ごろ。

電車に乗り、夜10時ごろに
自宅近くの駅に着き
自宅までの道のりをトボトボ歩いていたら
私の携帯電話が鳴りました。

「あんた!今どこにおるんやっっ!?」

離れて暮らす、母の声でした。

「あんたに連絡がつかへんからって
マンションの管理会社から
うちに連絡があったんやでっ!」

母から、管理会社の伝言を聞いた瞬間
頭の中は真っ白
心臓はバクバク鳴りだしました。

それまでの落ち込みはどこへやら
全速力で自宅マンションへと走ったのです。

母から聞かされた、管理会社の伝言は

「どうやら、自宅マンションに
どろぼうが入ったらしい」

というものでした。

「なんで?」

「なんで?」

「なんで?」

という言葉が、何度も何度も
心の中で繰り返されていました。

自分の身に降りかかったらしい出来事に
天を呪うような、神様を責めるような
そんな気持ちが噴き出してきて
目に涙を溜めながら、走りました。

こんなにひどく落ち込んでいるときに
まさに「泣きっ面に蜂」ですやん。

そして
マンションのエントランスに駆け込み
エレベーターに乗り、6階で降りると
すでに廊下には、数人のお巡りさんが。

息を切らして、エレベーターから
3軒先の自宅へ。

お隣さん宅を通り過ぎたとき
そこの窓の格子が
外枠ごと外された状態なのが
視界に入りました。

そして、我が家に到着。

お巡りさんが、簡単に事情を説明してくれ

「中を見させてもらっていいですか?」

と言いました。

ドアはすでに、鍵が開いていました。

ドアを開けて、お巡りさんと一緒に中へ。

玄関からキッチンに続く廊下は
特に変わった様子はなく、一瞬

「うちは、なんの被害もなかったのかも」

と、淡い期待を抱いたのですが・・・

司法書士事務所として使用していた
右手の洋室に入った瞬間、その期待は
無残に打ち砕かれてしまいました。

本棚代わりのクローゼットも
デスクの引き出しも
かたっぱしから開けられて
書類が散乱していたのです。

そして、奥の和室へ行くと
さらにひどい状態でした。

そこも、扉という扉
引き出しという引き出しが
すべて開けられ、中身がひっぱりだされて
畳のうえ一面に、散乱していたのです。

そして
ベランダ側の窓ガラスは一部割られ
ガラスの破片が、畳のうえに
散乱していました。

ベランダを見ると
お隣さんとのあいだの仕切り板も
破られていました。

どうやら、どろぼうは
お隣さん宅の共用廊下側の窓の格子を外し
そこから侵入し、お隣さん宅を荒らしたあと

ベランダに出て仕切り板を破り
うちのベランダに入って
そして窓ガラスを割り

あいた穴から手を入れて鍵を開け
我が家に侵入したようです。

で、最後は、我が家の玄関のドアから
お帰りになられたのでしょう。

室内の惨状を目の当たりにして私は
その場に立った状態で
腰からがっくり折れてしまいました。

お巡りさんやら鑑識さんやら
周りに人がたくさんいるなかで
超自立のこの私が
半べそをかいてしまうくらいの
大きな大きなダメージでした。

ただでさえ、精神的に良い具合に(笑)
弱っているところへ
完全にトドメを刺された気がしました。

そばで見ていたお巡りさんは
私をいたわるような優しい声で

「ショックを受けられているところ
申し訳ないのですが
なくなっているものはないか
確認してもらえますか?」

と言いました。

懸命に冷静さを取り戻そうとしながら
部屋中を見てまわります。

財産管理の仕事で
クライアントさんたちから
預かっていた通帳などは
(たまたま貸金庫から出して
事務所に持ち帰っていたんです。)
どうやら盗られていないようでした。

これを盗られていたら
数千万円の被害になるばかりか
仕事上の信用も失って、私にとっては
致命傷になるところでした。

でも、どうやらそこは、免れたようです。

また、1ヶ月分の食費として
相方と3万円ずつ出しあい
自宅に保管していたのですが
これまたどろぼうに見つからずに
助かりました。

これを盗られていたら、この月の生活は
かなり苦しいものになったでしょう。

「これを盗られたら私
生きていくのに困る

というものは、いずれも無傷で
助かっていました。

このとき、ちょっぴりですが

「意外と私、ラッキーだったのかも☆」

と思えました。

盗られたものも、たくさんありました。

でも、いま思えば
どろぼうが盗っていったものというのが
なかなかイケてるなあって感じなんですw

まず、私のノートパソコン。

仕事用にもプライベートにも
多用していたので
かなり痛い損害ではありました。

でも、仕事用の大事なデータはすべて
ノートパソコン本体には保存せず
外部メモリに保存していたので
仕事の面では
大きな損害にはならなかったんです。

別のデスクトップPCもありましたし☆

ただ、ノートパソコン本体に
保存されていたものもありました。

それは
ファシリテーターさんと交わしていた
メールの数々。

以前お話ししたように
受講レポートを
大好きなファシリテーターさんと
メールでやりとりするのが
私の大きな楽しみでした。

そして、そのメールを大事に取っていて
ときどき読み返したりもしていたんです。

それが、ごそっと失われたわけです。

これは

「ファシリテーターさんとの癒着を
ええかげん手放しなはれ!」

というメッセージだったのかもしれません。

それから、一粒ダイヤのネックレス。

これは、前の前に付き合っていた
超自立男性に振られたとき

「これからは仕事に生きよう」

という決意の証として
自分のお給料から10万円も出して
買ったものです。

でも正直、あのときの失恋の痛手を
まだひきずっているところもありました。

というか、痛手をひきずっているからこそ
自分のことを振った彼への意地もあって
仕事にしがみつき
自立を手放せずにいたのかもしれません。

彼への意地の象徴でもある
ネックレスが盗まれたことは

「そんな昔のオトコへの未練や意地なんて
ええかげん手放しなはれ!」

というメッセージだったのかもしれません。

さらに、父からもらった
18金のブレスレットやネックレス
そしてピアス。

これはもう言わずもがな、ですねw

こうやって見ていくと
私がそれまで手放せずにいた
様々な執着に対して、神様が

「ごちゃごちゃ言うてないで
とっとと手放しなはれっ!」

と、手荒なクリスマスプレゼントを
送ってくれたのかな、と思うのです。

あ、それで、つるぞのは
このどろぼうを
サンタさんだと思ってるの?

と思われたかもしれませんが、違います☆

この出来事で私が得たものは
もっともっとすごいものだったんです。

まあ、そのお話は、次回に譲るとして・・・

盗まれたものを確認し
ダイニングのテーブルで
お巡りさんから被害届作成のための
事情聴取を受けはじめたころ
うちの相方も慌てて帰ってきました。
(母からの連絡を受けた直後に
私が相方に連絡していました。)

珍しく憔悴しきった私に
「大丈夫か?」
と、すごく心配してくれました。

ただ、そんな相方も
私がお巡りさんに
「パスポートも盗られたみたいです」
と言ったとき、お巡りさんが真顔で

「国籍は?」

と尋ねたのを聞いて、横で
「ぷっwww」
と吹いたのには
かなりムッとしましたが・・・
(私、顔が濃いせいか
よく外国人に間違われるんです・・・)

まあ、ムッとしたおかげで
少し元気を取り戻しましたけどねw
(怒りのエネルギーは、こういうときに
大いに役立つものですw)

そうは言っても
お巡りさんたちがみんな帰ってしまうと
また凹んでしまいました。

人がいなくなると、散らかった部屋が
ますますクローズアップされ
あらためて

「ひどいめに遭ったんだ」

と、実感させられたのかもしれません。

また、緊張が解けたせいも
あったかもしれませんね。

そして何よりも、和室のベランダ側の窓。

穴があいて、そこから真冬の冷たい風が
吹き込んでいました。
(よりによってその夜は
この冬一番の寒さでした。)

時代劇とかで
ものすんごい貧乏なお家が出てきますやん。

入口の戸の障子が破れていて
家の中まで冷たい風が
ひゅるり~~~って入ってくる、みたいな。

そしてそんな寒いなか
病気のおじいちゃんがゴホゴホ言いながら
せんべい布団にくるまって寝込んでる・・・
ってなシーン。

私の頭の中には、あの映像が
まざまざと映し出されていましたよ。

相方とふたり、真夜中までかかって
その和室をなんとか片付け
布団を敷いて寝たんですけどね

相方が

「穴があいたまんまじゃ
さすがに寒すぎるから」

と、窓の穴にガムテープを貼って
ふさいでくれました。

でも、その貼られたガムテープがかえって
侘しさと哀愁をかもしだしていました(泣)

こうして私たちは
なんともいえない悲しい気分と
明日からの生活への不安を抱えて
眠りについたのです。

でも☆

このあとに私たちを待ちうけていたのは
私たちの人生をガラっと変えてしまうような
ミラクルの連続でした
!?

というわけで、続きますよん☆

 

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