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オス化女子つるぞの【8】完全勝利は、ときめかないのです・・・

女の幸せなんて、もういらない
これからは仕事に生きるのよ・・・

と固く誓ったワタクシ、つるぞの。

前回のお話↓

このシリーズ全話のリストは、こちら↓

結婚なんてしなくていい、仕事に生きる

そうは言ったものの
ときには寂しくもなります。

たま~の休日には、誰かとデートもしたい。

でも、今までみたいな超自立男性は
もうこりごり

頭が悪くても、仕事ができなくても
頼りなくてもいい

会いたいときに会えて
私の言うことをなんでも聞いてくれて
私を、そして私の仕事を
尊重してくれる人

こんど彼氏にするなら、そういう人。

私の「好み」は、依然として
頭が良くて、仕事もできて
頼りがいのある人、だったんですよ。

でも、「私が幸せになれる」相手を考えると
上のような「条件」になっちゃうんですね。

恋愛や結婚の相手というのは
賃貸のマンションとは違いますよね。

だから、「好きかどうか」で選ぶべきであり
「条件」だけで選ぶのは、大間違い。

だいたい、相手に失礼ですよね。

でも、これまで
「好み」で選んだ相手と付き合っても
さんざん寂しい思いや辛い我慢をしてきて

「もうこれ以上、振りまわされるのは嫌だ」

と思ったものだから
「条件」で選ばすにいられなかったんです。

まあ、でも、そんな都合のいい人
なかなかいないだろうなあ

と、思っていたのですが・・・

意外なことに、そういう人が現れます。

そして私は
その人とお付き合いを始めました。

その人は、これまでの男性たちと違って

あまり頭が切れるタイプではなく
仕事の成績もあまりよくなく
頼りなくはありましたが

気が優しくて、私を大切にしてくれる人で
あまり忙しくなかったおかげで

会いたいときには、いつでも
会うことができました。

私が考えていた条件に、ぴったりの人です☆

彼なら、仕事に打ち込みながらでも
長く付き合えそうでした。

それどころか彼なら
私も、私の仕事も、大切にしてくれたので
結婚してもいいくらいでした。

条件だけを見れば
申し分のない相手だったんです。

いいえ
私個人の「条件」を抜きにして見ても
とてもステキな男性でした。

でも・・・

ちっとも、ときめきません(><)

男性として愛することが
私にはできないのです。

カレは、私が「こうしたい」と言えば
必ずそのとおりにしてくれました。

本当に、私のことを大切にしてくれる
優しい人でした。

そして最初のうちは
それがとても嬉しかったのです。

心が安らいで
とても幸せな気分にもなれました。

なのに、いつもいつも
カレが自分の望みも考えも言わず
私の言うことを聞いてくれてばかりだと
そのうち、そんなカレが
物足りなく感じられるようになったのです。

そして、こんなに優しくてステキな彼なのに
だんだんと
「会いたい」と思わなくなりました。

そのうち、逆にカレのほうが
毎日、残業中の私の携帯に
電話をかけてきては
「今日は会えるの?」
と聞いてくるようになりました。

そりゃあ、そうですよね。

カレだって
寂しいと思うことはあるはずですから。

それに、私だってもともとは
彼氏とはしょっちゅう
会いたい人だったんですから
毎日彼氏から電話が来たら、嬉しいはず。

なのに私には
それが重たく感じられたのです。

もちろん
私が「仕事だから無理」と答えると
カレはすんなりと
「そうか、わかった」
と、これまた私の言うことを
聞いてくれました。

カレ、こんなときでも
自分を殺して
私の望みを尊重してくれたんですね。

なのに私は
そんなカレの優しさにさえも
イライラするようになりました。

またカレは
私が弱音を吐いたり甘えたことを言っても
これまでの男性たちのように
「もっと強くなれ」とか
「それは甘えすぎてる」と
厳しくとがめるのではなく
優しく受け止めてくれました。

ただし、それは
カレ自身に対しても同じでした。

カレは、自分自身の弱さや甘えも
「良し」としていたようで
普通に、弱音を吐いたり
甘えたことを言うこともありました。

私には、カレのそんな弱さや甘えを
許すことができなかったんです。

優しくしてもらっておいて
本当に勝手な話だと思いませんか?

本当に、自分勝手な私です^^;

でも、そうとは分かっていても
自分の気持ちを
どうすることもできませんでした。

どうしても、カレを男として
愛することができませんでした。

結局、カレとは
半年ほどで別れてしまいました。

いったい、何がいけなかったのでしょうか?

カレは、十分すぎるくらいに
私を愛してくれましたし
カレに非は全くありません。

問題があるとすれば、それは
私自身の中にあったんだと思うんです。

ひさびさに、心理学チックな視点から
見ていきましょう☆

なぜ私は
カレにときめかなかったのか?

もちろん、もともと自分の好みとは違う
「条件」だけで選んでしまっていた
というのも、大きな原因だと思います。

でも、それだけではないようです。

私たちは、パートナーシップにおいて
パートナーと競争をすることがあります。

互いの考えが合わないときに
自分の考えのほうが正しくて
相手の考えのほうが間違ってる
ということを証明したくて
相手を打ち負かそうと、戦います。

でも、もしも、それがとってもうまくいって
相手を完全に
屈服させることができたとしたら
何が起こるか・・・?

パートナーに
魅力を感じられなくなってしまう

かもしれないんです。

ときめかなくなるんですね。

たとえば、ゲームで誰かと対戦していて
五分五分の戦いだと
ものすごくドキドキして夢中になりますが

毎回毎回、完膚なきまでに
相手を打ち負かすことができたとしたら
つまらなくなりますよね。

それと同じです。

私も、今回のカレに対して
完全勝利というか、圧倒的優位に
立っていたと言えます。

でも、そのために
カレに魅力を感じられなくなったようです。

それから私は
カレの頼りなさや甘さが
好きになれませんでした。

それは、私がこれまで
自分の弱さや甘えを
極端に嫌って生きてきたからなんですね。

自分の中で
嫌ってる部分や禁止している部分があると
他の人に同じ部分が見えたとき
そこに自分を重ね合わせて
イライラしたり、腹が立ったり
嫌悪感を感じてしまいます。

だから私は、カレの弱さや甘さを
好きになれなかったんです。

他方カレは、自分の弱さや甘えを
容認している様子でした。

だから
他人が弱音を吐いたり、甘えたりしても
イライラしたり、嫌悪感を感じたり
しないんですね。

なので
私が弱音を吐いたり、甘えたりしても
受け容れることができました。

つまり
私の弱さや甘えを受け容れてくれる人は

自分自身の弱さや甘えも禁止していない人

ということになります。

でも、私がその人の弱さや甘えを
好きになれないのだとしたら
自分の弱さや甘えを受け容れてくれる人と
付き合うことは難しい
ということになりますよね。

これまで私は、頭では

「私を甘えさせてくれる
頼りがいのある人」

と思って、相手を選んできたつもりなのに
実際付き合ってみると、相手の男性はみな

「頼りがいはあるけれども
甘えさせてくれない人」

でした。

このことについて私は

「自分の見立てが間違っていたのかな?」

と思っていたのですが、もしかしたら
そうではないのかもしれません。

私の無意識が、わざわざ

「自分の弱さも甘えも嫌って
禁止している男性」ばかりを

選んでいたのでしょう。

だって、そういう人じゃないと
私は好きになれないのですから。

そして、そういう人は
他人の弱さや甘えも嫌いますから

「私を甘えさせてくれない人」

ということになりますよね。

「男なんてみんな
私よりも仕事優先で
私を大切にしてくれない」

と絶望していた私ですが
私がそういう人ばかり
選んできたということなのでしょう。

私が好きになって
お付き合いをしてきた男性の

「理性的すぎて感情を嫌う」とか
「ストイックすぎる」といった
バランスの悪さは

私自身のバランスの悪さの顕れ

だったのです。

ならば

そこそこ優しくて、甘えさせてくれて
かつ、そこそこ理性的で強さもあるといった
バランスのいい男性とめぐりあうには

私自身のバランスを整えればいい

ということにならないでしょうか?

当時の私は、あまりにも強くなりすぎて
「屈強な男」と化していましたから
もっと、自分の弱さも甘えも
愛してあげられるようになると
よかったのかもしれません。

なにせ、「屈強な」
しかも、「男」ですから
これでは、男性と付き合うことすらも
難しかったのかもしれませんよね
^^;

男性と付き合いたいなら
女性に戻らなきゃw

・・・と、もしもこのとき
心理カウンセリングを受けていたなら
アドバイスしてもらえたでしょうが
当時の私の頭には
そんな選択肢は全くありませんでした。

だって、このころになると私は

自分には全く問題がない

問題があるとすれば
男という生き物、
そして
結婚という制度自体に
問題があるのだ

と思い込んでいましたから。

今回の件で

「男選びの基準を変えても
結局ダメになるんだから
いよいよ恋愛も結婚も、絶望的だな」

と、確信に近いものを感じはじめた
つるぞのなのでした。

次回に続きます☆↓

 

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