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オス化女子つるぞの【42】だんじり祭りの夜に、私もお祭りになっちゃいました!?

5954927 - full moon

8月のヒーリングワーク後
連日、耐えがたい切なさと痛みに
のたうちまわっていたワタクシ、つるぞの。

でも、この切なさと痛みについて

「どうやら、(心理的な)オチン○ンを
ちょん切ったせいらしい」

と知った私は

「だったら
ガッツリ感じつくそうやないのっ!」

と、俄然やる気が出てきたのでした。

前回のお話は、こちら↓

このシリーズ全話のリストは、こちら↓

もっとも
朝は激しい痛みにのたうちまわり
日中はきっつい切なさに
ところ構わず体育座りと

やることは
これまでと全く変わりませんでした。

でも、気持ちのうえでは
戸惑いや恐れがすっかり消え
どんな感情が上がってきても
集中して向き合っていたように思います。

そして
ガッツリ感じつくそうと決意してから
変化が生じるまでに
さほど時間はかかりませんでした。

たぶん
2、3日ほどだったのではないでしょうか。

それくらいで
私のなかに出てくる感情の色合いが
変わりはじめたのです。

それまで感じていた切なさや痛みが
フェードアウトしていき
これと入れ替わるように出てきたのは

なんともいえない哀しみ

でした。

それは
何か辛いことがあったから悲しいとか
そういったしみではなく

もっと、魂の奥底から湧きでてくるような
深い深いしみでした。

これまでの切なさや痛みほどのエグさはなく
のたうちまわったりはしませんでしたが

それでも、全身の内側が
涙で満たされているような感じがして

たびたび、この哀しみと向き合うために
目を閉じて音楽を聴きながら
リラックスする時間を取りました。

そのたびに
脳裏に浮かんできた映像があります。

深い深い森の奥にある
薄暗くて静かな水辺。

湖みたいなのですが
さほど大きくないので
沼とか池かもしれません。

あたりには、人も生き物もいません。

そして、湖の上の群青の空に
月が浮かんでいます。

月はおぼろげで、とても静かに
水面を照らしています。

その光は優しくてやわらかく、そして
なんともいえず
哀しげに感じられるのです。

そして
この光景を見ている私の視線はというと
湖の水面近くから
月を見上げている感じです。

でも、視線はそこにありながら
肉体は湖水の中層に
浮くでも沈むでもなく漂っているような
そんな感覚がするときもありました。

とっても幻想的な映像でした。

そして、やがて私は
この映像とともに自分の胸に湧きでてくる
哀しみについて

「女性であることそのものに対する
深い哀しみ」

だと、直感したのです。

どんなに頑張っても
どんなに強がっても
どんなに鍛えても
女性であるがゆえの弱さは
私のなかからは、決して消えません。

腕力や体力で男性に勝とうとしても
難しいんですよね。

気持ちの面でも、どうしても
男性よりも繊細で、感受性も豊かだから
そのぶん傷つきやすかったり
弱音を吐きたくなったりもします。

女性であるということだけで
男性よりも危険な目に遭うことだって
残念ながらあります。

いくら男女平等って言っても
女性には生理もあるし出産だってあるから
男性と同じような働きかたや
頑張りかたをしようとしても
限界があります。

女性であるがゆえに
運命に翻弄されるということも
あるような気がします。

どんなにオッサンの着ぐるみを着て
男のふりをしても
私が生物学上女性であるかぎり
女ゆえの弱さ、無力さ、限界は厳然と存在し
いつも私の前に突きつけられてきたのです。

今までの私は
これを認めたくなくて
受け容れたくなくて
いつも目をそらし
オッサンの着ぐるみを着て
向き合うことから逃げてきました。

でも、オッサンの着ぐるみを
脱いでしまった今となっては
もはや逃げられません。

女ゆえの弱さも無力さも限界も
残念ながら認めるときが来たようです。

このとき感じていた哀しみ
女性であることそのものに対する深い哀しみ

これを言葉にして表現するなら

「そうは言っても私、女やもんなあ・・・

女やから、弱さも無力さも限界も
しゃあないねんなあ・・・」

ってな感じでしょうか。

言葉にすると
かなり軽くなってしまいますがw

それは、絶望にも似た
深い深い哀しみでしたが
抵抗せずにその哀しみの湖に
身をゆだねつづけました。

自分の弱さや無力さを認めてしまうと
それはもう、心もとなくてたまりません。

心細いし、不安だし、寂しいし。

誰かに、あるいは何かに、すがらなければ
落ち着かない感じ・・・。

今までの私なら、オッサンの着ぐるみに
すがってしまうところですが

「これをしては、元も子もない」

と直感していましたし、周りの仲間たちも

「もう二度と
着ぐるみを着たらアカンよっ!」

と言ってくれていたので
(こういうときは特に
一緒に学んでいる仲間の存在は
ありがたかったです。)
すがりたくなるところを
ググっとこらえました。

すると当然
着ぐるみ以外のものに
すがりたくなるわけですよ。

で、ある日の未明・・・

我慢も限界に達した私は
とうとうすがってしまいました。

え、何にって?

未明のことですから
すぐ横で眠っているのは・・・

そう、相方ですよw

相方にすがったというか
抱きついたというか、襲ったというか(笑)

まあ、そういうことですwww

忘れもしない、2006年の9月16日未明

私の生まれ故郷の岸和田が
だんじり祭りで盛り上がっているころ

私もまた
岸和田から離れた地ではありましたが
盛り上がってしまったわけですw

じつはこれまで私は
自分の生まれ故郷である岸和田を
あまり好きになれずにいたんですが
このときばかりはさすがに

「やっぱ私は、岸和田の子やねんなあ」

と、認めざるを得ませんでした。

こうして、私はようやく
自分の中の「オンナ」を受け容れ

数年(もう長すぎて何年か憶えてません。)
続いたセックスレスを克服し

ついでに、自分が岸和田っ子であることも
受け容れた(笑)のでした。

でも、だからといって
急に気持ちがラクになったわけでは
ありません。

このあとも、いろんな感情が出てきて
幸せに向かおうとする私の足を
ひっぱります。

結婚式まで、あと1ヶ月弱。

私が幸せな花嫁さんになるには
さらに「仕上げ」が必要だったのです。

というわけで、まだまだ続きます☆↓

 

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