2006年2月のヒーリングワークで
フォーカスパーソンに当たり
心にひっかかっていた、兄貴との問題を
癒やしてもらい(前話)
そして、これまでずっと癒着していた
ファシリテーターさんのことも
この後の3月ごろに
手放すことができました。(28話)
あとは、相方との結婚に向けて
まっしぐらっっ☆はずだったのですが・・・
前回のお話は、こちら↓
このシリーズ全話のリストは、こちら↓
28話の最後に
「でも、もうすでに次の山が・・・」
と書きましたが、その「次の山」というのは
「”オッサンの着ぐるみ”を脱ぐこと」
だったのです。
ありのままの自分には
愛される価値なんてないんだと誤解し
そんな愛される価値のない私が
弱いまんまでいても、甘えても
誰からも愛されない
それどころか、周りから攻撃される
と思い込み、私は
周りから攻撃されないために、そして
周りから愛されるために
自分の中の弱さも甘えも抑圧し
何でも自力でできる私
強い私、完ぺきな私を
演じてきました。
弱さや甘えを隠すため、そして
自分を完ぺきに見せるために
私が着たもの、それが
”屈強なオッサンの着ぐるみ”でした。
着ぐるみというのは喩えであって
現実に着ていたわけではないんですが
もうねえ、ホンマに、考え方も行動も
”屈強なオッサン”と化してましたね。
もちろん、ときには
弱気になっちゃう自分
甘えたくなる自分が
むくむくと頭をもたげるんですが
それを誰にも見られたくなくて
(相方にすら、です。)
「こらっ!押し入れの奥に
おとなしく隠れてなさいっっ!」
って抑え込むか
誰もいないところに逃げ込んで
こっそり出すか、どっちかでしたね。
その昔は、外ではオッサン化していましたが
彼氏の前では、着ぐるみを脱いでたんです。
ずっと着てるのって
やっぱり疲れますからね。
でも、着ぐるみを脱いだら
それまでの反動と
「ありのままの私は、愛される価値がない」
という無価値感から来る
「いつかこの人も、私のことを
嫌いになっちゃうんじゃないか?」
という強い怖れや不安のせいもあって
それはもう、とんでもなく寂しがって甘えて
束縛したがったので、歴代の彼氏はみな
応じきれなくなって、去っていきました。
みんなで示し合わせたかのように
どの彼氏も同じように
「キミは重たすぎる」
と言う趣旨の言葉を残して。
そんな経験から
「弱さや甘えを見せれば
パートナーにすら嫌われるんだ」
と思った私は、内でも外でも
”オッサンの着ぐるみ”を
着るようになりました。
あんまりずっと着つづけたもので
もう、この着ぐるみが
自分の身体そのものだと
思うようにすらなってましたねw
もともと私は、強いんだって。
オッサンキャラが、本来の私なんだって。
いや、キャラではなく
もはやオッサンそのものなんだ
ってw
か弱い女性?
そんなの、私じゃないって。
そんなふうに思うようになっていましたから
つまり、着ぐるみを
着ぐるみだと思わなくなっていましたから
これを脱ぐなんてことは
考えもしませんでした。
だって、これが私の身体なんですもの。
これが、本来の私なんですもの。
脱ぐって一体・・・?
って感じです^^;
でも、相方と本当の意味で結婚するためにも
相方と
ラブラブで幸せな夫婦になるためにも
セックスレスを乗り越えるためにも
そして、私自身、ラクに、幸せに生きられて
周りから愛されるためにも
この”オッサンの着ぐるみ”は
脱ぐ必要があったのです。
それはなぜなのか?
今回は、そのあたりのお話です☆
例えば・・・
貴女が、ご自分の体型に
全く自信が持てなかったとしましょう。
自分の体型は、ものすんごい三段腹で
まるで鏡餅みたいな身体「だと思っている」
としましょう。
(実際には、そうでもなかったり
するのかもしれないのですが。)
そして
こんな体型じゃ誰も愛してくれない
と思っているとしましょう。
(実際には、そういう体型の女性が
好みだという殿方もいたりするのですが。)
で、そんなご自分の体型を隠すために
貴女はいつも、補正下着を着けています。
この補正下着、ものすんごい優れモノで
これを着けているときの貴女の体型は
ボンっ!キュっ!ボンっ!
のパーフェクトボディです。
そんな貴女が
とってもとっても素敵な男性と
恋に落ちました。
そして今日は、その大好きな彼との
初デート♪
もちろん貴女は、いつもどおり
補正下着を着けて行きます。
彼との初デートは
とっても楽しくて、良い感じ♪
彼との仲も
どんどん良い感じになっていきます。
彼からは、なんどもなんども
「キミは、ほんっとに
なんて素敵なんだっ♡」
と、熱烈な愛の言葉が☆
それを聞くたびに貴女は
天にものぼるような、幸せな気持ちに・・・
でも、そんな気持ちになりながらも
心のどこかにモヤモヤが・・・
「彼が見ているのは
補正下着を着けてる私だし」
「補正下着を外した、そのまんまの私を
同じように愛してくれるのかしら?」
「本当の私の姿が、彼にバレたら・・・」
心底、自分が愛されてるっていう気持ちに
なりきれなかったりしませんか?
さて、そんな貴女の気持ちに
彼は全く気づいていません。
ディナーも終わって、デートも終わり
・・・のはずが、彼、こう言うんです
「今日は、キミと過ごせて
本当に楽しかった!
ボクは、今日1日で、ますますキミのことが
好きになってしまった!
もう、このままキミを帰したくないっっ!
今夜は朝まで、一緒に過ごそうっっ!」
さあ、大好きな彼と
ググっと親密になれるチャンスですっ☆
親密にどころか、いろんな意味で
「ひとつ」になれるチャンスですっw
本来なら、大喜びで
「いいわっ☆
私も、アナタとずっと
一緒にいたいっっ!」
と言って
ガシっ!ガバっ!むふふ・・・♡
となるはずのところですが
(どんな表現やねん)
貴女は、複雑な気分になりませんか?
「彼の気持ちはすごく嬉しいけど・・・
そんなに近づいたら
補正下着のことがバレちゃう(汗)
いいえ、近づくどころか
朝まで一緒ってことは
することは1つでしょっ!
そうなれば、補正下着だって
脱がなきゃいけないから
本当の私の体型がバレてしまう!
ああ、私の三段腹がっ!鏡餅がっっ!」
そして貴女は
瞬時にこう言ってしまうかもしれません
「ごめんっ!今日はムリっっ!」
・・・・・・・・・・。
大好きな人と近づきたい、触れあいたい
でも、本当の自分を隠そうとすると
近づけないし、触れあえないんです。
大好きな人から
「素敵だ♡」と何度言われても
「この人が見てるのは
本当の私じゃないし」
と、心底愛されている気がしないし
「本当の私がバレたら・・・(汗)」
という不安がつきまといます。
そして、その不安ゆえに
「絶対にバレないように!」
と、ますます強固に
隠そうとしちゃいませんか?
そして、強固に隠そうとすればするほど
ますます、大好きな人を
自分から遠ざけるようなことを
してしまいます。
本当はもっと近づきたいのに
もっと触れあいたいのに
本当の自分がバレるのが怖くて
嫌われるのが怖くて
遠ざけずにはいられなくなります。
こんなふうに、本当の自分を隠して
人と仲良くなろうとしても
自分をまるごと
愛してくれているという実感も
親密感も、安心感も、得にくいんです。
近づけないんですね。
私も当時、相方とはそんな感じでした。
もちろん、長いあいだ同棲していましたし
喧嘩もなく仲良く過ごしていました。
でも、いま一歩
親密になりきれない感じがあったんです。
しかも、男女の関係というよりも
男どうしの付き合いって感じでした。
私の場合、本当の自分を隠すために
補正下着ではなく
”オッサンの着ぐるみ”を着ていたわけで。
皮肉な話ですよね。
そのまんまの自分じゃ愛されないと思って
相方に愛されるために
”オッサンの着ぐるみ”を着ていたわけですが
結果的にはそれが、相方との距離を
作ることになったのですから。
そして、セッ○スというのは
男女が、心的にも肉体的にも
最も親密になる行為といえます。
でも、本当の自分を隠そうとしていると
大好きな彼と親密になりすぎて
本当の自分がバレたりしないように
意識的に、又は無意識的に
セッ○スを避けずにはいられなくなります。
まあ、そんな難しい説明を
しなくてもですねえ・・・
だいたい
”オッサンの着ぐるみ”を着た状態で
セッ○スなんてする気分になれませんし
相手の男性だって
そんな姿の女性とセッ○スって
萎えちゃいますよねえ^^;
(オッサンの着ぐるみ姿の女性とのほうが
燃えるっっ!というご趣味の殿方も
いないこともないのでしょうが・・・w)
”オッサンの着ぐるみ”を脱がなければ
セックスレスから脱け出すことも
難しいのです。
そんなわけで
相方との幸せな結婚、セッ○スレスの克服を
めざしていた私にとって
”オッサンの着ぐるみ”を脱ぐことは
最重要課題でした。
でも、そうは言っても
なかなか脱げないっっ!
せっかく、ファシリテーターさんとの癒着の
ワ~!ギャ~!ピ~!
を、乗り越えられたというのに
こんどは
”オッサンの着ぐるみ”を手放せなくて
ワ~!ギャ~!ピ~!ムリ~~~!
と、七転八倒することになった
つるぞのなのでした^^;
というわけで、続きます☆↓
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