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オス化女子つるぞの【18】つるぞの、「二足歩行」をやめる???

心理学の本を読みあさるだけでは
にっちもさっちもいかなくなり

とうとう
心理カウンセリングのスクールに
通うようになった私、つるぞの。

このシリーズ全話のリストは、こちら↓

そんな私が、最初に耳にしたアドバイスは
吐き気と怒りを感じてしまうくらい
当時の私にとっては
「バカげた」ものでした。

そのアドバイスとは・・・

「自立を手放しましょう☆」

だったのです。

初めてスクールの講座に参加したときに
耳にした言葉

そして、その後も
ワークショップや講座に参加するたびに
くりかえし耳に飛び込んできた言葉が
これでした。

自立というのは
人を頼らず自力で頑張ること。

その自立を「手放しましょう」ということは
つまり

自分でなんとかしようとしないで
もっと周りの人を頼りましょう
頑張るのをやめましょう

といったところでしょうか。

さて、世の頑張り屋のみなさん

この言葉を聞いて
どう思われたでしょうか?

今でこそ、私は
心理カウンセラーとして

当たり前のように、このアドバイスを
たびたび口にしていますが

当時の私にとっては
人生の基盤が根底から崩れ去るくらい
ありえない言葉でした。

小さいころからずっと

「自分のことは自分で」
「人を頼らず、自力で頑張れ」

と、両親や学校の先生
そして職場の先輩や上司から
言われてきたんです。

また、こうも言われてきました

「幸せになるには、成功するには
努力が必要」

「努力もしないで人をアテにして
幸せになろうなんて
ろくでもない人間の考え方」

「ラクして幸せになろうなんて
ずるいことばかり考えてても
結局バチが当たって、幸せになれない」

自立すること、頑張ること
それが、美徳であり
立派な大人になるということ

そして、それが
幸せになる秘訣、成功の秘訣

生まれて30数年
そう信じて疑わなかった私です。

その私がここへきて
「自立を手放しましょう」
なんて言われたわけです。

「アホぬかせ~~~!」

今まで、立派な大人になるために
なんでも自力でこなせるように
一生懸命がんばってきたねん

それを今になって、やめろってか!?

じゃあ、今までの私の
血反吐を吐くような努力は
なんやったんや!?

無駄やったんか!?

ぜんぶ間違いやったんか!?

ハイハイの赤ちゃんが一生懸命がんばって
二本足で立って歩けるようになったのに
(まさに、「自立」ですね。)

「二足歩行をやめて
またハイハイに戻ってください」

って言われてるようなもんやんか!?

私にまた
無力で無知な赤ちゃんに戻れ
って言うんか
!?

私の頭は
すっかり混乱してしまいました。

自立を手放したとして
じゃあ、そんな私を
いったい誰が助けてくれるねん
!?

誰が守ってくれるねん!?

今までだって
私が困ったときやしんどくなったとき
誰も助けてくれへんかったやんか!?

親からは「甘えるな」って突き放されるし
歴代の彼氏からは
「キミは重たすぎる」って捨てられるし!

自分を助けられるんは、結局
自分自身だけやったわ

だから私、今までひとりで
頑張ってきたんやんか!?

そんな悲しみを含んだ怒りさえ
出てきましたね。

「自力で頑張ってナンボの人生」を
歩んできた私なんです。

その私に
「自立を手放しましょう」
って言うくらいなら、いっそ

「人間やめろ」

って、言うてくれっっ

そう言いたくなるくらい
受け容れがたい言葉でした。

でも・・・

とはいえ
実際には受け容れるしかないんやな
と、まもなく
思い知らされることになります。

それは、あるワークショップでのこと。

「たくさんの荷物を背負って
山道を登っている自分」
をイメージし、そして

「やがて、周りに
たくさんの人がやってきて
その人たちにお願いして
背負っている荷物を、いくらかずつ
持ってもらって、助けてもらう」

という内容(だったかな?)の
イメージワークをする時間がありました。

最初は
「どうってことないわ」
って思ってたんですけどね・・・

ひとりで荷物を背負って進む道のりは
とてもしんどくて、そして孤独で

やがて、周りに人がやってきて
その人たちが、ひとつ、またひとつと
荷物を取ってくれるたびに

胸がじ~~~んとして
涙が止まらなくなりました。

「今まで、しんどかったよ~」

「さびしかったよ~」

って、私の心は
声をあげて泣いていました。

ああ私、そんなにしんどかったんや

だとしたら

自立、手放すしかないなあ・・

って、思いました。

自力で頑張る、それは悪いことではないし
とても大切なことでもあります。

でも、全く誰にも頼らず
自分ひとりで抱え込んで
頑張りつづけるというのは
遅かれ早かれ、しんどくなってしまいますし
とっても孤独だったりもしますよね。

それに、たった一人でできることって
けっこう限られてたりもしませんか?

また、自立を手放したからといって
もとの「赤ちゃん」に戻るとか
「退化」するわけではないのです。

昔は

「自分では何もできない
だから、誰かに頼る
”しかない”

ということで
誰かに頼っていたかもしれませんが

いっぱい頑張って、いっぱい勉強をして
いっぱい経験を積んで、ある程度
自分で何でもできるくらいに
力をつけた今なら

「自分でもだいたいのことはできる。
でも、必要に応じて
誰かを頼ること”もできる”

というように、選択の幅が
増えるだけのことなんです。

その点で
昔の無力だったころの「依存」とは
全く別ものです。

これって
何でもかんでも自分ひとりで
抱え込むばっかりよりも
可能性が広がると思いませんか?

超自立が
「スーパーサイヤ人」の状態だとしたら
自立を手放した状態は
「スーパーサイヤ人を
さらに超えたスーパーサイヤ人」
(by ドラゴンボールZ)
といったところでしょうか。

退化ではなくバージョンアップ
進化するということなんです。

・・・というわけで

「自立を手放す」ということは、どうやら
そんなにバカげたことではないらしい
と思えるようになった、つるぞの。

そうか、そうなのかっ☆

だったらこの自立
手放そうじゃないですかっ!

・・・で、簡単に手放せたら
心理カウンセラーなんて要りませんわw

実際には、これがっ

なかなか手放せないっっ!

無理もありません。

だって、私が自立するようになったのには

「そうせざるをえなかった事情」

があるのですから。

うちの両親はしつけが厳しく
家庭もちょっと複雑でした。

そのために
ちょっとでも両親に負担をかけたなら
両親の機嫌が
悪くなることも多かったんです。

結果、私は子どもごころに

「私は、邪魔者なんだ」

と誤解してしまったようです。

普通にしてたら邪魔になって
両親に嫌われちゃう

そう思って
なんでも自分のことは
自分でするようになり
さらに
家のお手伝いもするようになりました。

普通にしてたら邪魔になって、嫌われる

邪魔にならないようにすれば、愛される

そう思って、自立していったんですね。

でも、そうなったらなったで今度は

「アンタはしっかり者で
手がかからんから」

と、両親の関心が
私に向けられなくなりました。

学校でもそうでした。

先生からは

「あなたは、なんでも
自分でちゃんとできるから」

と言われ、先生の関心は、私ではなく
ちゃんとできていない子に向けられました。

いま思えば、両親からも先生からも
愛されていなかったわけでは
ないのでしょう。

ただ、両親も先生も
私を信頼してくれていただけなんです。

でも、当時の私にとって、それは
ものすごく寂しいことでした。

彼らには
私はしっかり者で全然大丈夫そうに
見えていたかもしれませんが

私だって寂しいときもあるし
しんどいときもあるし
甘えたいときもあって

心の中では、たびたび
助けを求めていたんです。

でも、気づいてもらえませんでした。

助けてもらえませんでした。

「”信頼”はいらんから
”心配”してくれっっ!」

これが、当時の私の心の叫びでしたね。

いっぱい寂しい思いをして
いっぱい絶望して

「どうせ助けてくれへんねんから
もうアテにせんわいっ!」

と、人を頼ること、人に助けてもらうことを
諦めてしまったようです。

諦めてしまったのに
「人を頼っていいんだよ~」
なんて言われても

「なにを今さら!」

という怒りや抵抗が、出てきます。

周りの人が自分を助けてくれるなんて
信頼できなくなっていますから

「頼っても
誰も助けてくれないんじゃないの?」

と不安や疑いが出てきて
なかなか人に頼ることができません。

こんなふうに、自立したのには
「そうせざるをえなかった事情」があり
そこから来る「心の痛み」が
心理的なブロックになって
自立を手放すことを妨げます。

なので、自立を手放すには
この痛みを癒やして
心理的なブロックを
取り除く必要があります。

私の場合は

「私は、邪魔者」
というセルフイメージを変えること

過去の辛い経験を振り返り
そのときの感情を解放し、癒やすことを

カウンセリングやワークショップで
やっていくことで

少しずつ
自立を手放せるようになっていきました。

また、相方や
カウンセリングのスクールの仲間たちに

気持ちがしんどいときに
愚痴を聞いてもらったり
迷ったときに相談したりするなど

少しずつ、「頼る」ということをやってみて

受け止めてもらえた、助けてもらえた
という経験を積み重ねていくことで

再び、周りの人たちを
信頼できるようになっていきました。

こんな感じで、私の癒やしの旅は
「自立を手放す」という課題から
始まったのでした。

 

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