ヤドカリ大明神(もはや神w)のご利益で
カレとの間に
愛と平和を取り戻すことができた
ワタクシつるぞの。
カレとはこれまでになく仲良く
親密になれたのですが・・・
私がこれまでずっと抱えてきた
「自分の”オンナ”が大嫌いで
弱音を吐いたり甘えたりすることも嫌って
自立しすぎる」
という問題は
依然として残ったまんまでした。
このシリーズ全話のリストはこちら↓
読者の方から
「自分の中のオンナが嫌いなのに
なぜ男性と恋愛関係になれるのでしょうか?
すごく不思議です。」
というご質問をいただきました。
ナイスクエスチョン☆
確かにここ、矛盾がありますよね~。
でもこの矛盾こそが
私の苦悩の根源だったんです。
というわけで今回は、まずは
「自分の中のオンナを嫌っている」
という問題について
詳しくご説明いたします☆
第1話でお話ししたとおり、私の父は
成熟した女性を嫌っているように
幼い私の目には映っていました。
女の子にとって父親というのは
生まれて初めて出逢う異性であり
もっとも親密な異性です。
ですから多くの女の子は
小さい頃はまるで恋人のように
「お父さん大好き~♡」だったりします。
(もう忘れてしまってる方や
思い出したくない方もいるでしょうが。)
女性が恋をしたら
大好きな男性の好みの女性に
なろうとしますよね。
それはお父さんに対しても
同じなのでしょう。
実際私はものすごいお父さん子で
父の好みの人間になろうと
長年頑張ってきました。
その父が成熟した女性を
嫌っているようでしたから私は
「大人の女になっちゃいけないんだ」
と心のどこかで思ってしまったようです。


また女性であるがゆえに
理不尽な扱いを受けることも
多々ありました。
世の中まだまだ残念ですね。
そんなこともあって
「自分が女であることを出したら
父からも社会からも愛されない」
と思うようになり
自分の中のオンナを嫌うようになりました。
でもね・・・
私が女性として生まれてきたことは
変えられません。
つまり、私の本質がオンナであることは
変えられないんです。
自分のオンナが嫌いだからといって
私の本質が男になるわけではないんですね。
そして私がどんなに
自分のオンナを嫌っても
女性であるがゆえの
さまざまな感情の動きや反応、行動を
変えることはできませんでした。
結果私は、自分の中のオンナが
大嫌いにもかかわらず
女性の当然のリアクションとして
男性を愛したのです。
自分のオンナが大嫌い
でも本質は女のまま。
この、私の思いと本質のギャップが
男性を愛したときに
私をひどく苦しめました。
だって男性を愛したら私は
自分が大嫌いなはずのオンナに
なってしまうのですから。
また、男性が愛してくれるのは
強くてたくましくて
仕事もバリバリできる
いわば男としての私ではなく
女としての私でした。
だから私は男性に愛されるためには
自分の中のオンナを
ちゃんと出す必要がありました。
でも私は自分のオンナが大嫌い。
だから男性を前にして
自分が女になってしまったとたんに
「こんな自分、イヤ~~~!」
という嫌悪感が出てくるのです。
また
「私自身でさえ
自分のオンナを愛せないのに
カレがこれを愛せるはずがない」
とも思っていました。
しかも私は女性としての自分に
自信がありませんでした。
だってこれまでの私って
勉強とか仕事とか
男性と同じ土俵で戦うためのトレーニングは
いっぱい積んできたけれど
お化粧とかオシャレとか料理とか
魅力的な女性になるためのトレーニングは
ま~ったく手つかずだったのですから。
「ごめんなさい、そっちのジャンルは
トレーニング不足で、お恥ずかしくて
お見せすることができません!」
って感じでした。


じつはこれ
私のところに相談に来られる方たちの多くも
直面されてたりします。
お医者さんであったり
薬剤師さんであったり
看護師さんであったり
お仕事はバリバリ頑張っていて
そこに自負も自信もあるのだけれど
いざパートナーとの関係で
女性としての自分を出すとなると
「すみません、そっちは今まで
全くトレーニング積んでませんでした」
って困っちゃうんですね。
そんなこんなで私は
大好きなカレの前でも
女性になりきれずにいました。
わざと乱暴な態度を取ったり
下品にふるまったり・・・^^;
でも男性としては彼女がそんなふうだと
ちょっとガッカリすると思いませんか?
私のカレも
ガッカリだったのかもしれませんね。
そもそもカレが
私の中に見てくれていたオンナって
どういうものだったのでしょうか?
カレが私に求めていた「女性らしさ」って
なんだったのでしょうか?
おそらく
お化粧とかオシャレとか料理とか
そんなものではなかったと思うんです。
単純に
優しさとか可愛らしさとか安らぎとか
そういうものだったと思うんです。
べつにわざわざ
「女性としてのトレーニング」を
積まなくてもそれらは私の中に
いいえ、女性なら誰の中にも
もともと備わっているもののはず。
つまり私は、べつに何かを頑張らなくても
女性であることも含め、ありのままの自分で
カレと接していればよかったはずなんです。
でも私は、勉強とか仕事ができる自分には
自信がありましたが
自分の存在そのものへの自信は
持てずにいました。
ですから
「ありのままの自分でいれば、それだけで
カレを幸せにできる、カレに愛される」
などという発想は
私の中に微塵もなかったのです。
というわけで私は、カレの前でも
オンナを封印しオス化していきました。
長い戦争状態を脱して
親密になったにもかかわらず
というか、親密になればなるほど
オス化は進んでいきました。
なぜって?
貴女はお父さんとかお兄さんとか
家族の前で女になれますか?
なれたとしても
こっ恥ずかしくないですか?
カレと親密になって
家族のようになるにつれ
これと同じような感覚が
私の中に出てくるようになりました。
そして私のオス化が進んだ結果
カレとの同棲生活はどうなったか?
まるで男同士のような、色気のない
サバサバとして、悪く言えば殺伐とした
共同生活になっていきました。
仲はよかったんですけどね。
さあ、そんな二人が
どうなっていくのか・・・?
これについてはまた次回☆↓
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