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オス化女子つるぞの【31】”純白の下着”の代わりに”オッサンの着ぐるみ”を着ていました!?

2006年2月のヒーリングワークで
“白いワンピースが似合う妹(役の人)”に
近づいていき、ハグした私が
次に向き合ったのは

理想のお兄ちゃん(役の人)

でした。

前回のお話は、こちら↓

このシリーズ全話のリストは、こちら↓

私は
“白いワンピースが似合う妹”と一緒に
彼のもとへ一歩、また一歩と
歩きだしました。

私の数メートル先に立っている
”理想のお兄ちゃん”は、強そうで

それでいて優しそうで、包容力もありそうで

私が弱さを見せても
優しく守ってくれそうな男性でした。

実際にこんな人がお兄ちゃんだったら
それはもう、この私でも

「お兄ちゃん、お兄ちゃん♡」

って、尻尾振って甘えてたかも・・・
って感じです。

ところが、そんな彼を前にして
私の中から出てきたのは

「そんなオトコ、おらんやろ~」

という、強い疑念や絶望だったのです。

前回お話ししたように、私は幼いころに

「そのまんまの私には、魅力も価値もない」

と思うようになりました。

そんな価値のない私が
無力でか弱い女性のまんまでいても

その無力さを、その弱さを
激しく責められるだけで
周りから愛されるはずがない

それどころか
親父のモノサシに合わない人間ということで

親父から抹殺されてしまう
見捨てられてしまう

結果、この家でも、外の世界でも
生きていけなくなってしまう・・・

そんな恐れを、私は抱くようになりました。

もともとは無力で、弱くて、不完全で
誰かの助けなしには、生きていけない人間。

本来の自分が、そういう人間であることは
とっくの昔に気づいていたんです。

そんな本当の姿を
弱さを、無力さを、不完全さを
親父や、周りに知られたら・・・
(汗)

バレるわけにはいきませんでした。

だから、自分以外の何者かになる必要が
あったんです。

でも
愛されキャラの妹のようになろうとしても
それは私には似合わない

無価値な私が、あんなふうになっても
誰からも愛されない

白いワンピースも、純白の下着も
私には似合わない!ムリだ

そう思っていましたから
取るべき道はただ一つ

妹ではなく、兄貴になること

でした。

それも、両親の期待に応えられず
怒られてばかりいる
兄貴よりももっと上手く
兄貴の役を演じること

兄貴を蹴落として、私が
両親の期待の星、ヒーローになること

それこそが、私に唯一残された
生き残り策

そう思ったんです。

なので、兄貴に勝とう、そして
両親の期待に応えようと
私は頑張りました。

スポーツに関しては
全く兄貴の足元にも
及びませんでしたけどねw
(それはもう、絶望的なまでの
運動音痴なので^^;)

それ以外のジャンル、特に勉強では
兄貴に圧勝したと思います。

でも!でも

どんなに頑張っても、たった一つ
勝てないものがありました。

私がどんなに頑張っても
兄貴にはあって、私には欠けているもの
そんなものがあったんです。

それは・・・

そう☆

オチン○ン

なのです!
(わざわざ、強調・・・)

兄貴は男で、私は女。

なんだ、そんなことw
と思われるかもしれませんが
私にとっては
非常にうっとうしいハンデでした。

今となっては
具体的にコレと説明できないのですが

男の子どもである兄貴に
両親がかけていた期待に
女の子どもである私が
完ぺきに応えることは
無理なんだな、限界があるんだな

と感じることが、ときどきありました。

兄貴には
男だからこそできることというのが
あったんですよね。

もちろん私にだって
女だからこそできることが
あったはずなんですが

兄貴に勝とう、兄貴の位置に入ろうと
躍起になっていた私は
そちらには目がいきませんでした。

というか
そこに価値は感じられなかった。

頑張っても頑張っても埋まらない
オチン○ンの差。

どんなに頑張っても
勉強や仕事で成果を出しても

兄貴にオチン○ンがあるという事実の前では

結局私は、オチン○ンのない
無力で弱い女性ということになり

親父のモノサシに合わないということで
再び、抹殺の危険にさらされる!

女の私にとっては
このオチン○ンのハンデは
ものすんごい脅威でした。

で、なんとかして
このハンデを、この脅威を、なくそうと
私はめちゃくちゃ頑張りまくったんです。

セッションで
”理想のお兄ちゃん”の肩越しに見えた
現実の兄貴(役の人)。

自信をすっかりなくして、やさぐれて
ボロボロな感じでした。

「あそこまでボロボロにしてしまったのは
私なんや」

と思いました。

単にやっつけるだけでは足りず
それはもう、何度も何度もメッタ刺しに

いいえ、そればかりか
骨やら肉やらぜんぶ、クダクダに砕ききった

そんな感じです。

なんで
そこまでしないといけなかったのか?

それくらい兄貴のことが大嫌いだった
というのもありますが

そこまでせずにはいられないくらい
怖かったんでしょうね

オチン○ンのハンデが。

ほら、たとえば
ものすんごい怖いモンスターが
貴女を襲ってきて、
貴女は
さんざん怖い思いをするとしますやん。

そんな貴女が、そのモンスターを
やっとのことでやっつけたとして
数回ナイフで刺しただけで安心できますか?

目の前に
さっきまで貴女に襲いかかっていた
モンスターが、横たわっているんです。

見たところ完全に息絶えてるんだけど

でも、でも、もしかしたら
また息を吹き返すのでは!?

って、モンスターが
そこに横たわっていること自体が
貴女の恐怖心を刺激しませんか?

怖くて怖くてたまらないから
もう絶対に息を吹き返すことはないと
安心したくて

わあ~~~!
っと、メッタ刺しに
しちゃうんじゃないでしょうか?

メッタ刺しどころか
バラバラに切り刻んで
燃やして灰にしてしまうところまで
やらなければ
安心できないかもしれませんよね。

たぶん、あのころの私も
そんな感じだったんでしょう。

そして、兄貴とやっていたような競争を
私は家の外でも、たびたびやっていました。

男性との競争。

でも、どんなに頑張っても
最後にいっつもブチ当たるのは
オチン○ンのハンデ。

どんなに頑張っても、このハンデだけは
超えられないんです

相手を、メッタ刺しのミンチにしても。

たとえそのオチン○ンが
サイズ的にはポークビッツほどの
可愛らしいモノだったとしても
(スミマセン!)
そのハンデは、私には
決して超えられないものでした。

だったら私も
自分が女性であることを受け容れて
弱い自分、無力な自分をさらけ出し
オチン○ンのある男性に助けられ
守られ、愛される道を
生きればよかったんですけどね

それができなかったんです。

それはなぜか・・・?

だって、男性がそんな優しくて
守ってくれる存在だなんて
思っていませんでしたから。

私の親父は
自分のモノサシに合う人間は
可愛がりましたが

ひとたび合わないとなると
たとえ我が子であっても

全人格を否定する勢いで批判し
責め、忌み嫌い、見捨てる
そんな人でした。

また、弱さや甘えを極端に嫌い
女性を見下しているようにも
私には映っていました。

父親というのは、子どもにとっては
権威者、権力者、社会規範、そして
男性の見本のような存在です。

私たちは、父親に対して抱いた
感情やイメージなどを、無意識のうちに

学校の先生や職場の上司といった
権威者・権力者、国家権力
社会全体、男性全体に

重ね合わせて見ていることがあります。

私も、独裁者のような親父を
(本当はこれも誤解なんですけどね。)
いろんなものに
重ね合わせて見ていたようです。

結果・・・

私がありのままの自分を見せれば
きっと、世の男性たちや、それから
先生、上司、先輩といった
力を持つ人たちはみな
私を全否定して抹殺するに違いない

そして、世間も、社会も、国全体も・・・

と、周りすべてを
「私を攻撃する存在」として
捉えるようになりました。

そして、攻撃されないように
無力さも、弱さも、不完全さも
決して見せまいと頑張りつづけました。

そうは言っても、先ほどお話ししたように
オチン○ンを持つ者の前では
オチン○ンを持たない私の不完全さが
たちまち暴かれてしまう・・・

周りから攻撃される恐れと
オチン○ンの脅威の挟み撃ちで
追いつめられた私が取った苦肉の策、それは

”屈強なオッサンの着ぐるみ”を着る

というものでした↓

この着ぐるみ
オチン○ン付きなんですよ、造り物ですがw

でも、サイズは立派ですよwww

あ、リアルで、こういうものを
着ていたわけではありません。

あくまで、私の中の
心理的な現象の喩えです。
(そりゃそうだろw)

べつに私は

「よし、これからは
”屈強なオッサンの着ぐるみ”を着るぞ☆」

と、意図的にやったのではありません。

ただ、あたかも自分が強いかのように
完ぺきであるかのように

誰にも頼らず、甘えず
強く、たくましくふるまっていたつもりが

”強い女”を通り越して
”屈強なオッサン”に
なってしまってたんですね。

ただし、無力で、弱くて
不完全な人間という本質は変わらないわけで

”屈強なオッサン”というのは
あくまで造り物でした。

そういう意味で、”着ぐるみ”なのです。

白いワンピースも、純白の下着も
自分にはムリだと思った私は、代わりに
こんな変なものを着てしまったんですねえw

でも、私にとって、この着ぐるみは

自分の弱さや不完全さを
周りに知られないための”隠れ蓑”であり

自分の身を守るための”鎧”でもありました。

ところで、ここまで書いてきて
ひとつ謎が解けました。

私ね、物ごころついたころから
頻繁に見ていた夢があるんです。

それは、ゾンビの夢。
(たぶん、映画の『ゾンビ』が
公開される前から見てました。)

家族も、友だちも、他の人たちもみんな
次々にゾンビになっていくんです。

で、孤立無援になった私。

ゾンビたちに追いつめられて
家の天井裏に逃げ込みますが
とうとう逃げ道を失います。

ゾンビたちが間近に迫るなか
私はどうするか、分かりますか?

自分もゾンビのふりをする

なのです。

・・・・・・・・・・・・

もうねえ、毎回起きたときに
「なんて姑息で
みっともないんや・・・orz」
って、自分に嫌気がさしてたものですw

でも、この夢で感じていた

「周りはみんな、ゾンビ」

という追いつめられた感覚は、まさに
現実世界で周りに対して感じていた

「周りはみんな、私を攻撃する存在」

という感覚なんですよね。

また、ゾンビって、ある意味
完全無欠ですよね。

だって、やっつけてもやっつけても
死なないんですから。
(なにせ、すでに死んでますからw)

そのゾンビを前にすると
生身の人間である私って
ものすごく弱くて、無力で、不完全。

そんな弱くて無力で
不完全な生身の人間であることが
ゾンビたちにバレたなら
たちまち襲いかかられます。

だから私は
生身の人間であることがバレないように
ゾンビのふりをしたわけです。

これって
”屈強なオッサンの着ぐるみ”を着る行為と
一致しませんか?

これまで、数えきれないくらいに
繰り返し見てきた夢には

周りからの攻撃を恐れ
ありのままの自分を隠していた私の無意識が

顕れていたのかもしれませんね。

さて、セッションに戻りましょう☆

「そんなオトコ、おらんやろ~」
と強い疑念が出てきた私ですが・・・

確かに、独裁者のような
男性・権力者・権威者・社会って
残念ながら、たくさん存在します。

でも、弱くて無力で不完全な私を
優しく守ってくれる
そんな男性・権力者・権威者・社会だって
結構いるはずなんですよね。

確かに、オチン○ンのハンデは
私にとっては
存亡の機に追いやられるくらいの
大きな脅威でした。

でも、もしも私が競争をやめて
弱さをさらけだし、助けを求めたなら

そのオチン○ン(を持った男性)は
そんな私を優しく守ってくれる存在に
なったかもしれないのです。

いま目の前に立っているような
”理想のお兄ちゃん”は
探せばいるはずなんです。

もしかしたら
「そんなオトコ、おらんやろ~」
というのは

心底疑っていたのではなく
単に私がそう思いたかった

信じたくなかった
受け容れたくなかっただけかもしれません。

だって、そんな男性がいたとしたら

いるんだということを受け容れたとしたら

先ほど言ったように、この私でも

「お兄ちゃん、お兄ちゃん♡」

って尻尾振って、甘えずには
いられなかったでしょうから。

”屈強なオッサンの着ぐるみ”を着た私が
そんな私になるのは
恥ずかしくてたまりませんやん

着ぐるみ着たまんまでそれをすると
変すぎるし

かと言って、着ぐるみ脱いで
弱い自分をさらけ出すのは
怖いし、恥ずかしいし。

だから、なんとしても

「そんなオトコ、おらんやろ~」

って、目の前の”理想のお兄ちゃん”を
受け容れたくなかったんですね。

でもね

思えばうちの兄貴だって
こんな可愛げのない妹に
入学祝をくれたり、仕事をまわしてくれたり
いろんなかたちで愛してくれて
助けてくれてたんです。

もちろん、そのやり方は
ときには常識外れだったり
不格好だったりして
決して完ぺきではありませんでしたが

兄として妹を守ってあげよう
思いやってあげようという
彼なりの頑張りは
あちこちで見られました。

私だって、本当は気づいていたんです

あの不完全な兄貴の中にも
いま目の前にいるような
”理想のお兄ちゃん”が存在することを。

「そんなオトコ、おらんやろ~」
という自分の心の声を聞きながらも

そんなことを想って、一歩、また一歩と
近づいていきました。

やがて疑念は消え去り、新たに
恥ずかしさ、屈辱感、恐れといった感情が
出てきました。

おそらく、恥ずかしさは
”着ぐるみ”を脱ぐことへの抵抗
(今までオッサンみたくふるまってきた私が
急に乙女になるなんて
恥ずかしすぎますw)

屈辱感は、競争をやめて
自分の弱さ、不完全さを
受け容れることへの抵抗
(それはまるで
今までバンバン戦ってきた戦争で
白旗を上げるようなものですから。)

そして恐れは
「”着ぐるみ”脱いでさらけ出したら
攻撃されるんちゃうか」
っていう怖さだったんでしょう。

それらをそのまんま感じながら
変な汗を顔全体、身体全体に滲ませながら
やっと、”理想のお兄ちゃん”と
ハグすることができました。

ここで、補足させてくださいね。

一般的に、典型的な男性というのは

力があって、強くて、アグレッシブで
理論的で、頼りになって
なんでも自分の力で切り拓いていく

というようなイメージがあるのではないかな
と思います。

とても能動的な感じです。

それとは対照的に、典型的な女性というのは

あらゆるものを包み込む
優しさ、温かさ、柔らかさがあって
理論的というよりも感情的で
周りの愛や助けを受けて幸せになっていく

というようなイメージが
あるのではないでしょうか。

とても受動的な感じですね。

心理学でも
男性性、女性性の特徴については
上とよく似たことが言われています。

べつに、どちらが優れているとか
どちらが劣っているとかではなく
それぞれに得意ジャンルがあり
持ち味があります。

でも、両親から
「人に頼るな、甘えるな
なんでも自力で乗り越えろ」
としつけられて育った私には
女性の受動的な性質が
弱さ、甘え、無力さ、不完全さにしか
見えなかったんですね。

このシリーズの中で頻繁に
「無力で、弱い女性」
などという表現が出てくるのは
そのためです。

でも、これはあくまで
当時の私の誤解なんですよ☆

それにしても・・・

今回の記事だけで
「オチン○ン」という言葉を
15回も使ってしまいました。
(ってか、これで↑16回目だよねw)

心理学関係の記事で、これほどまでに
たくさんの「オチン○ン」が
(あ、17回目w)
登場した記事があっただろうか?

さあ、この次に待っているのは
やさぐれて、ボロボロな
”現実の兄貴”です。

まだまだ続きます☆↓

 

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