4年付き合って
結婚も見えてきていた相手と
破局してしまったつるぞの。
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このあとの私は
人が変わったように仕事に没頭しました。
失恋の痛手と向き合いたくなかった
というのもありましたが
「カレの海外転勤で
仕事を辞めないといけなくなるかも」
という不安要素がなくなったため
心おきなく仕事に打ち込めるようになった
というのもありました。
毎日、早朝から深夜まで働きました。
他の人が尻込みするような厄介な仕事も
積極的に引き受けました。
自分の仕事に自信とポリシーを持ち
筋の通らないことをいう
お客さん(ごっついおっちゃんとか)と
喧嘩をしてしまえるくらい強くなりました。
そんな頑張りの甲斐あって
事務所の所長から信頼され
名指しで仕事を振ってもらえるようになり
ますます仕事の量は増えました。
気がつけば、土日も
仕事をするようになっていました。
今思えば、当時の私は
完全にオトコでしたねw
さて、このときの私が
どんなことを考えていたのか
今日は趣向を変えて
対談形式でお伝えしていきましょう☆
現在のつるぞの(以下、Aとします。)が
大破局から約1年後の
自分(以下、Bとします。)を招いて
今の心境と今後の方針を語ってもらう
題して、「つる子の部屋」ですw
.。o○.。o○.。o○.。o○
A:「どうも、みなさん、こんにちは。
つる子の部屋のお時間が
やってまいりました。
今日は、大破局から約1年後の
ほしの(私の旧姓です。)さんに
お越しいただいて
お話をうかがってまいりたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。」
B:「よろしく~☆」
A:「で、さっそくだけど、どうなの?
失恋からは、もう立ち直れたの?」
B:「ええ、おかげさまで、もう大丈夫☆」
A:「今回は、4年も付き合って
結婚まで考えてたのに、ダメだったのねえ。
かなり落ち込んだんじゃない?」
B:「まあね~、別れた直後は
ものすごくショックだったわ。
でも、私には
司法書士の仕事があったから」
A:「でも、しばらくは
仕事どころじゃなかったでしょう?」
B:「いいえ~、次の日からバリバリ
働いてましたよ~☆」
A:「うそでしょう!?
昔は、失恋したら食事も喉を通らなくなって
何日も家に引きこもってた人なのに?」
B:「まともに考えて
落ち込んだりなんかしたら痛すぎるけど
仕事に打ち込んだおかげで
あんまり考えずに済んだって感じよ~w」
A:「あ~、つまり
仕事に逃げたわけね、アナタ」
B:「嫌な言い方するわねえ・・・
まあ、そうかもしれないけど」
A:「で、どうなの?
カレのことは、スッキリさっぱり
忘れられそう?」
B:「まだ、ときどき思い出されて
胃がキリキリ痛むこともあるけど。
まあ、でも、大丈夫よ。」
A:「え、それって結局
一年近く経っても
まだひきずってるってことじゃないの?」
B:「うるさいなあ(ーーメ)
もうちょっと時間が経てば
マシになってくるわよ」
A:「オトコを失った痛みは
オトコで癒やせってことで
誰か新しいヒト、見つける気はないの?」
B:「そりゃあ、そういう人がいたら
付き合いたいわ。
でも、もう、軽く浅くでいいって感じ」
A:「え?どうして?」
B:「だって、あんまり深くかかわると
また寂しくなったり辛くなったりして
振りまわされちゃうでしょ。
それって、仕事の邪魔にもなるし。」
A:「軽く浅く、ってことは、結婚は?」
B:「もういいわ」
A:「え、結婚しないの!?」
B:「だって、別れたカレって
本当にステキだったのよ。
それがダメになってしまって。
もう、あそこまでステキな人には
出逢えないわ、きっと。
それに、これだけ頑張っても
ダメになってしまうってことは、私
きっと結婚に向いてないんだと思うの。」
A:「まあまあ、大失恋した後だから
どうしてもそんなふうに
思ってしまうんだろうけど。
だいたい、アナタ
今まで勉強や仕事にがんばってきたのは
大好きな人に
愛されるためだったんじゃないの?
大好きな人に愛されて
幸せな結婚をすることが目標で
そのための仕事だったんじゃないの?」
B:「そうよ。
仕事がバリバリできるステキな女性になれば
ステキな男性に愛される
って思ってたんだもの。
でも、もういいの。
オトコから愛されることに
自分の幸せを見出そうとするのは
もうやめるわ。
オトコなんて結局
私よりも仕事を優先させて
私や私の人生なんて
大事にしてくれないもの。
だいたい、幸せな結婚って、それ自体
無理がある気がしてきたの。
結婚ってなると、オンナは
オトコの都合で仕事を辞めさせられたり
自分の人生を犠牲にさせられるでしょ。
そんなの、私は嫌。
私から仕事を取り上げたら
何が残るっていうの?
仕事辞めるなんて
人間辞めろって言われてるようなもんよ。」
A:「アナタも小さい頃は
お嫁さんになるのが夢だ
って言ってたのにねえ〜」
B:「む、昔の話でしょ、それは!?
とにかく、オトコの都合で
人生を振りまわされるくらいなら
結婚なんて、しないほうがマシ!
結婚の先に、オンナの幸せなんて
ないのよ!」
A:「言うわねえ、アナタも・・・
なら、これからの人生
何に幸せを求めるの?」
B:「仕事に決まってるでしょ。
仕事は、私を裏切らないもの。
私が仕事を愛して頑張れば
頑張ったぶんだけ、仕事のほうも
私を認めて、愛してくれるわ。」
A:「でも、アナタ
仕事とセックスはできないわよ」
B:「バカ!
なにをくだらないことを言ってるの!?
私が求めてるのは
そんなことよりももっと高尚なものよ!」
A:「あら、ごめんなさい。
でもアナタ、寂しくない?」
B:「そりゃあ
寂しくなるときもあるわよ。
だから、そういうときのために
一応、彼氏はつくろうと思ってるわよ」
A:「軽く浅く?」
B:「そう。
でも、もうこれ以上
恋愛に振りまわされるのも嫌だし
仕事に集中したいから
オトコ選びの基準は変えるつもりよ☆」
A:「え、どんなふうに?」
B:「今までは、私の好みって
頭が良くて仕事もできて
頼りがいのある人だったでしょ。
で、そういう人を相手に選んできたんだけど
そういう人って、結局、仕事優先で
私のことは大事にしてくれないし
主導権を向こうに握られてしまって
私は振りまわされるばっかり。
だから、こんどは、頭悪くても
仕事できなくても、頼りなくてもいいの。
私を大事にしてくれて
私の言うことを聞いてくれる人
仕事の邪魔にならない人だったら
それでいいの。
もう私、自分で生計を立てていくし
自分で自分を守っていけるくらい
強くなれそうだから
彼氏が仕事できなくっても
頼りなくっても、いいのよ。
これからは、私のほうが
主導権を握っていくわ☆」
A:「なんだか
都合のいいオトコって感じね・・・
でも、そんな人を、本当に愛せるの?」
B:「胸がキュンとなるようなことは
ないでしょうけど、まあ一緒にいたら
少しずつ愛着はわいてくるんじゃないの?」
A:「愛着って・・・そんなのでいいの?」
B:「もう、いいの。
それ以上望んでも、現実には無理でしょ。」
A:「で、結婚はしないのね?」
B:「まあ、無理に追いかける気はないわ」
A:「でも、年齢を重ねていくにつれて
周りはどんどん結婚していくし
お付き合いしてくれる相手も
少なくなってくるんじゃないの?」
B:「まあ、まだ先の話でしょ」
A:「でも、考えてみて。
そのまんまいったら、老後は孤独よ」
B:「そんな先のこと
今は考える余裕ないわ。
今はとにかく仕事だから」
A:「本当にそれで、いま幸せ?」
B:「幸せよ。
仕事は充実してるし
お給料もどんどん増えてきて
お金に不自由しないようになってきたし
将来、独立開業するっていう夢もあるし。」
A:「でも、その夢が叶ったときに
そばで一緒に喜んでくれる人はいる?」
B:「まあ、お父さんは
喜んでくれるんじゃないの?」
A:「お父さんって・・・
人生のパートナーは?」
B:「ああ、それはいないかもね」
A:「本当に、それでいいの?」
B:「いいわよ、それで・・・」
A:「本当に、それで幸せ?」
B:「うるさいなあ!
じゃあ、どうしろっていうのよ!?
オトコはアテにできないんだから
私ひとりで頑張るしかないでしょ!?」
A:「あら、ごめんなさい。
私ったら、また余計なことを・・・。
でもアナタ、そうやって頑張りすぎてるから
生理だって最近止まってるでしょ。
大丈夫なの?」
B:「確かに、止まって数ヶ月になるけど
大丈夫よ、たぶん」
A:「仕事バリバリ頑張って
どんどん強くなって、生理まで止まるなんて
アナタ、本当に
オトコになってきてるんじゃないの?
あらアナタ!
そこ、髭が生えてるわよ!」
B:「え!?どこ!?どこ!?」
A:「あら、冗談よ。」
B:「・・・・・・」
.。o○.。o○.。o○.。o○
どうですか、このBさん?
ちょっとイタくないですか?
でも、当時の私は
こういう生き方でいいと思っていました。
いや、こういう生き方でいいと思おうと
努めていた、と言うべきでしょうか。
だって
こういう生き方しか
自分には残されていない
と思ってましたから。
対談のあいだ、たびたびBさん
怒ってましたね~。
実際、当時の私は、24時間
眉間にしわを寄せて怒ってる状態でした。
(怒らない状態に戻ってはじめて
このことに気づいたのですが。)
怒っていないと
何かべつの感情が噴き出してしまいそうで
怒ることで、我慢というか
頑張っていたんだと思います。
さあ、そうこうしているうちに
また新しい彼氏ができます。
でも、その相手は
この対談で話していたように
これまでとは全く違うタイプの男性でした。
そんな相手と、果たしてうまくいくのか?
次回に続きます☆↓
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