とっても甘えん坊で寂しがり屋なくせに
よりによって
もっとも甘えづらい超自立男性と
付き合うこととなった私。
前回のお話↓
このシリーズ全話のリストはこちら↓
カレは勉強もサークル活動も
友達づきあいも大事にする人で
いつもスケジュールはいっぱいで
恋愛は(というか私は)
たびたび後回しになりました。
また付き合ってすぐに
私たちは大学4回生に上がり
就職活動が始まりましたから
カレはますます忙しくなったんです。
このため二人で会えるのは
月2、3回程度。
しかも!
カレの就職先が東京に決まったので
付き合って1年ほどしたころには
東京と京都の遠距離恋愛が始まりました。
(私は大学に残り
司法書士試験のための受験勉強を
続けることになりました。)
結果、会う機会はさらに減り
1、2カ月に1回程度。
ありえません。
毎日彼氏と会っていなければ
耐えられない質だった私には
絶対に無理な状況です(泣)
でも、それでも
耐えるしかありませんでした。。。
だってカレが
本当に大好きでしたから。
会いたいのに会えない寂しさ
離れているうちに
心も離れてしまうのではという不安
こんな状況でも彼は平気そうに見えて
「私ってカレにとって
それくらい軽い存在なのか」
という自信のなさ
胃にトゲトゲのイガグリが
居座っていて、それが
私のハートを下からチクチクと
突き上げているような微妙な痛み
当時、私は四六時中
こういった感情や痛みを抱えて
カレのいない毎日を
過ごしていたように思います。
槇原敬之さんの「Answer」という曲。
(この記事のタイトルに含まれている
「愛という窮屈を」という言葉は
この曲の歌詞からお借りしました。)
付き合っていたときカレはよく
自分のお気に入りのアルバムを
カセットテープにダビングして
(時代を感じますねえw)
私にくれたんですね。
なかでも多かったのは
ドリカムと槇原さんのアルバム。
どのアルバムもステキで
私はこれらをぐるぐる聴き
カレを感じながら、カレのいない毎日を
なんとか過ごしていたものです。
そして今でも
カレとの日々を思いだそうとすると
なぜかこの「Answer」が
真っ先に頭のなかをぐるぐる回るのです。
当時の私の切なさや寂しさが
この曲のほろ苦いメロディーや歌詞と
ぴったり
重なりあっているのかもしれませんね。
さて、ありえないくらいに
切なくて寂しくて、でも
これまでのようにそんな気持ちを
誰かにぶつけることができないという状況で
そのモヤモヤのはけ口を私は
どこに持っていったのか?
どこにも出さずに抱えたまんまだと
おそらく1年もたたないうちに
二人の関係が壊れるか
私の心が壊れていたはずです。
でも、そうはならなかったんです。
それどころか、お付き合いは
4年も続きました。
それは
このありえないくらいのモヤモヤを
別のところで発散させたからなんです。
当時の私の「はけ口」リストは
こちらです☆↓
- 司法書士試験の受験勉強
- 司法書士事務所でのバイト
- いろんな本を読みあさる
- スキューバーダイビング
- 同じように大学に残っていた
友人たちと呑み歩く - 家に転がり込んで勝手に住み着いた
ネコのまさおちゃん
受験勉強やバイトに打ち込んで
成績が上がったり
仕事が身についたりすることで
自分に自信が持てるようになりました。
また、ありとあらゆるジャンルの本を
読みましたね。
山田詠美さんや吉本ばななさんの
小説やエッセイ
河合隼雄さんの心理学の本
(思えば当時から心理学に
興味があったんですね。)
ホーキング博士の
宇宙に関する本などなど・・・。
これらの本は、当時の私の
偏った価値観やちっぽけな世界観を
みごとなまでに壊してくれ
そして新しい私独自の世界を
作ってくれました。
スキューバーダイビングもまた
今まで踏み入れたことのない
深い海の中という新しい世界を
私に与えてくれました。
こんなふうに本やダイビングが
カレの世界に合わせるばかりで
自分の世界を持たなかった私に
私独自の世界を持たせてくれました。
毎夜のように友人と呑み歩いたおかげで
ハートを開いて語り合える
仲間ができました。
それまでは
辛いことや寂しくなることがあっても
彼氏以外の人に甘えたり
泣きついたりしたことがなかったのですが
彼氏以外でも甘えられる場所
頼れる場所ができたわけです。
さらに
居候猫のまさおちゃん(メスですw)が
いつもそばにいてくれることで
私の寂しさはかなり癒やされました。
いま思えばここに
恋愛に依存的になりすぎて
「キミは重たすぎる」と言われる
「恋愛デブ」を脱却するためのポイントが
あるようですね。
そのポイントとは・・・
- 自分に自信をつける
- 恋愛以外のジャンルでの
強すぎる自立を緩める
(私のように、自立しすぎるために
それとバランスを取るように
恋愛において依存しすぎる場合)
ということです。
私の場合、勉強やバイトに打ち込むことで
自信をつけることができました。
また、友人や猫にほどよく依存することで
恋愛以外での自立を緩め、結果
恋愛への極度な依存を
緩和することができたようです。
それから本やダイビングで
自分の世界を持つようになったことも
自分への自信につながったように思います。
なぜなら久しぶりに東京から戻ってきた
カレと会ったときに
カレの知らない、私の世界を見せてあげたり
聞かせてあげたりすることでカレは
私に興味を持つようになったんです。
「あれ?なんだか面白そうだぞ?」
「ちょっと会わないうちに
ボクの知らない彼女になってるぞ?」
って。
そして、今まで
恋愛以外のことに意識が行っていたカレが
(会ってるあいだも頭からは
仕事のことが離れない人でした。
それがまた寂しかったんですよね。)
恋愛(というか私)に
意識を向けるようになりました。
まあ、ちょっぴりですけどね、たぶんw
そしてこれが
私の魅力ということになりますから
自信が持てるようになったんですね。
「会えない時間が愛育てるのさ」
とは、ひろみゴーさん
うまいこと言いますなあ~☆
って思ったものです。
(若い人、スンマセン
分かりませんよね^^;)
これも、YouTube貼っとこw↓
カレと会えない時間は寂しくはありましたが
会えないあいだにいろんなことをして
自分の世界を広げることで
会ったときには
カレを惹きつけることができ
結果愛が育ったのですから☆
愛だけでなく私自身も
人間として大きく
成長できたような気がします☆
こんな感じではからずも私は
寂しさや不安を乗り越え
「恋愛デブ」の汚名を返上し
カレとの付き合いを長続きさせることに
成功しました。
ところが!
自信を持つことができた
と書きましたが、この「自信」
自分のどこに根拠を置くかが
じつはものすごく重要なんです。
この根拠を置く場所を間違えると
この「自信」は
とてつもなく脆いものとなるという
落とし穴があるんです。
カレとのあいだで
「結婚」の話まで出てきたころ、私は
この落とし穴に
ズッポリとハマることになります。
次回に続く☆↓
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