自分に自信をつけること
恋愛以外で甘えられる場所を作ることで
奇跡的に、超自立男性との恋愛を
長続きさせることに成功した
ワタクシ、つるぞの。
このシリーズ全話のリストは、こちら↓
自分に自信が持てるようになったこと
親しい友人や
ルームメイト(猫のまさおちゃん)といった
カレ以外で甘えられる相手が
たくさんできたこと
などのおかげで、私の心は安定し
カレとの関係も安定していました。
そして、カレとのお付き合いが3年を超え
互いに結婚を意識するようになってきたころ
私は、念願の司法書士試験に合格☆
ずっとめざしていたから嬉しかった
というのもありますが
「これで私はやっと
カレにふさわしい女性になれる!」
という思いも私の中にはあり
喜びはひとしおでした。
カレは、頭もよくて
自分というものをしっかり持っていて
仕事もできるし、強くて頼りがいのある
素敵な男性。
そんなカレのパートナーになるには
それにふさわしい女性にならなければ・・・
私は、そんなふうに思っていました。
そして、私がそんな女性になるには
「司法書士としてバリバリ仕事をする女性」
になる必要があると思っていたんです。
今思えば
なぜ司法書士限定?
って感じですけどね。
だから、試験に合格した途端に
司法書士としてバリバリ仕事をしている
未来の自分を思い描いて
「これで、カレの嫁になれる~~~♪」
と、天にも昇る気分でした。
ところが、その直後に私は
地獄の底に落とされてしまいます。
試験合格の喜びが冷めやらない状態で
久しぶりに東京から帰ってきたカレと
会いました。
「ねえねえ、私
これで司法書士になれるけど~
私たち、これからのこと
どうする~~~?
あ、そうや☆
私、貴方の嫁になるんなら
勤める司法書士事務所は
東京で探さなきゃね~♪」
な~んて話をしそうなくらいの
勢いだったんですよ、私。
ところが、カレの口から
「じつはな・・・」と切り出された話は
「オレ、こないだ、上司から言われたねん
”キミ、近い将来
海外転勤の可能性高いから
今から、そのつもりでいてくれ”
って。
だから、そのときは
オレについてきてくれ」
というものでした。
「え・・・?
海外?ガイコクですか???」
一気に脱力しましたよ。
だって、日本から出たら
司法書士資格なんて使えませんやん。
え?司法書士できへんのん?
ほな、今までの私の頑張りは
なんやったん???
え、え、え~~~!?
うっそや~~~ん!?
気分は一転、最悪になりました。
ふたりきりの部屋で、大声で泣きました。
ものすごく激しく、30分くらい。
いま考えたら、カレのこの言葉って
プロポーズでしょ。
喜んでもいいはずなんですよね。
でも、当時の私にとって
「司法書士じゃないキミのままで
嫁にきてくれ」
というのは
「シミだらけのすっぴんで
美人コンテストに出てくれ」
と言われるに等しいくらい
酷なことだったのです。
だって私
司法書士になれば
カレにふさわしい女性になれる
って思ってたんです。
裏を返せば
司法書士じゃない、そのまんまの自分じゃあ
カレにふさわしくない
って思ってたんです。
「自分に自信が持てた」
とこれまで書いてきましたが
私が手にしてきた自信というのは
「勉強して知識が頭に入ってるから
私には価値がある」
「司法書士になったから
私には価値がある」
「仕事をバリバリしてるから
私には価値がある」
っていう、自信だったんです。
つまり、私にとって
知識も仕事も何もかも
ブサイクだと思っている自分の
素顔を隠すための
「完璧メイク」でした。
自分の素顔の良さも分かっていて
それを生かしたメイクをしていたとしたら
カレの前ですっぴんを見せるのも
怖くないでしょう。
でも、素顔に自信がなくて
それを隠すためにメイクをしていたとしたら
カレの前ですっぴんなんて
絶対見せられないですよね。
つまり私は
「自信が持てた、自信が持てた」
と言ってきましたが
自分の存在そのものに対しては
依然として自信が持てていなかったのです。
勉強やアルバイトで頑張ることは
とても良いことだったのですが
自信の持ちかたが
ちょっと違っていたようです。
もしも、アルバイトで頑張れたり
司法書士試験に合格したときに
「仕事をしているから」とか
「司法書士だから」という
「外付けのパーツ」ではなく
「それぐらい、頑張れる自分」とか
「それぐらい、夢を
一途に追いかけられる自分」といった
自分の本質に自信を持つことができたなら
たとえ司法書士をやれなかったとしても
私の自信が揺らぐことはなかったはずです。
だって、司法書士じゃなくても、私は
頑張り屋さんで
夢を一途に追いかける素敵な女性
ということですから。
それに、カレの先ほどの言葉はつまり
「司法書士じゃなくても
キミに来てほしい」
ということなんですから
カレに愛されてる、カレに必要とされてる
そんな自分に
自信を持つべきだったんですよね。
そもそもカレ、これまで一度も
「ボクは、司法書士と結婚したいんだ」
なんて言ったことないんですから。
(そりゃそうだw)
でも、当時の私は
そうは思っていませんでした。
司法書士じゃないとカレの嫁にはなれない
と思ってたんです。
なのに、その司法書士になれないなんて。
そんな状態で、貴方についていけですって?
それじゃあ私
みじめな思いをするだけじゃない!?
なんで、そんな残酷なことを言うの?
と、とっても絶望的な気分に
なってしまいました。
貴方も仕事が大事でしょうけれど
私だって、司法書士になることは
長年の夢だったのよ。
なのに、なぜ、当たり前のように
貴方のほうが優先されるの?
貴方が男で、私が女だから?
という怒りもありました。
私が女性であるせいで、また
理不尽な扱いを受けるのか
と、自分が女であることを
呪いたくなる気持ちが
また以前のように噴き出してきました。
おかしいでしょ。
カレ、プロポーズしてくれてたんですよ
たぶん。
なのに当時の私は、全く気づかずに
むしろ、カレの言葉を
自分を傷つけ苦しめる言葉として捉え
カレを責めるように、自分を呪うように
激しく泣きつづけました。
そんな私の横で、カレは何も言わず
ただ、ただ、うんざりというか
困惑というか
なんともいえない表情をしていました。
無理もありませんよね・・・^^;
そんな感じで、私の自信はあっけなく
崩れ去ってしまいました。
そして、さらに
追い打ちをかけられることになります。
次回に続く☆↓
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