ども〜☆
恋愛・結婚サポーターの鶴園みあです^^
今日は朝から
映画を観に行ってきましてん。
観たのは、この映画↓
ラ・ヨローナ〜泣く女〜
わは〜、ホラーでございますw
私ねえ、ホラー映画大好きなんですよ☆
平日の朝だし
さほどメジャーな映画じゃないせいか
(ホラーだしw)
劇場は、ガラガラ。
おかげで、前のほうの
ど真ん中で(しかも、両横もガラガラ)
観れました♪
そして・・・
始まって10分で
観にきたことを後悔(汗)
え、ハズレだったの!?
いえいえ!
大当たりすぎて
めちゃめちゃ怖すぎたのよっっ!
あまりにも怖すぎて
目が乾くくらい見開いて
口も半開き
両腕で自分の身体を抱きしめたまま
固まって、観てましたw
主人公は、シングルマザー
1年前に、警官の夫を亡くし
まだその痛みが癒えていません。
児童相談所で働きながら
10歳くらいの男の子と
6歳くらいの女の子を
育てています。
そういえば、恐怖ものの映画って
母子家庭っていう設定が
何気に多い気がします。
「仄暗い水の底から」然り
「パニックルーム」然り
そういえば
「リング」もそうでしたっけ?
お父さんという
家族を守ってくれる存在がいない状況で
子どもたちを1人で守り育てていかなければ
という、お母さんの不安や恐れが
映画の世界に投影されて
怖さがますます色濃くなるんでしょうね。
ただ、今回の映画では
この母子家庭という設定は
それ以上の意味があったようです。
なぜなら、この映画の根底にあるテーマは
傷ついた母性
だから・・・たぶんw
映画が始まって10分後には
怖すぎて後悔した私でしたが
このテーマに気づいてからは
こんどは、涙が止まらなくなりました。
「ラ・ヨローナ」というのは
この映画で出てくる幽霊の名前です。
彼女もまた、その昔は
2人の子どもをとてもとても愛していた
ママだったんだけど
夫の浮気が判明し、嫉妬に狂って
「彼の宝」を奪い去ってしまいました。
彼の宝とは・・・2人の子どもたち。
だけど、子どもたちは
彼女の宝でもあるわけですよね
嫉妬に狂い、夫をひどく傷つけようと
子どもたちを殺したのだけど
それはつまり、自分自身をも
ひどく傷つけることでもありました。
子どもたちを殺した後に
正気を取り戻し
自分がしてしまったことに
ひどいショックを受け、絶望します。
そして、死んだあとも
亡くした子どもの代わりを見つけては
その子どもをお母さんから奪い去る
つまり、取り殺しつづけていました。
映画には
児童相談所で働く主人公が担当する
別のシングルマザーが登場します。
先に、彼女の子どもたち2人が
ラ・ヨローナに取り殺されます。
彼女は、必死で子どもたちを守ろうと
クローゼットに隠していたのですが
それを見て、虐待を疑った主人公が
クローゼットから子どもたちを出して
お母さんから引き離し
「保護」してしまうんですね。
だけど、そのせいで子どもたちは
ラ・ヨローナに見つかって
取り殺されてしまう。
子どもたちを亡くしたお母さんは
自分から子どもたちを引き離した
主人公をひどく恨みます。
そして、こんどは主人公の子どもたちが
ラ・ヨローナに狙われるように
仕向けるんですね。
で、主人公の子どもたちが
ラ・ヨローナに取り殺されそうになるのを
主人公が、呪術医の力を借りながら
必死で戦い、守ろうとする・・・
母性っていうと
命を産み、育み、慈しむ
そんな側面ばかりが、強調されがちですが
お母さんが、何かでひどく傷ついたときには
その母性は逆に
あらゆる命を取り殺す方向に行ってしまう
母性には
そんな闇の側面もあるのだと思うのです。
子どもたちを深く愛し、慈しみ
守ろうとするかと思えば(主人公)
夫の浮気で嫉妬に狂って、我が子を殺したり
(ラ・ヨローナ)
自分の子どもを奪われた悲しみと恨みから
他の家の子どもを死なせようとしたり
(映画での、もう1人のシングルマザー)
映画では、3人お母さんが出てきて
主人公以外の2人は
めちゃめちゃ恐ろしいし、残酷やし
えげつないのだけど
恐ろしさや残酷さのその下に
深い悲しみと痛み、そして
(ひどく歪んではいるけど)
子どもたちへの愛があるような気がして
痛々しくて泣いてるのか
感動して泣いてるのか
なんか、よう分からないのだけど
涙が出て出て、止まりませんでした。
ラ・ヨローナ、めちゃめちゃ怖いんですよ
見た目も、やることも!
なのだけど、なんか無性に
ギュって抱きしめてあげたくなりました。
あ、でも、実際にあんなのが出てきたら
全力で逃げますがw
最後のほうで
主人公がラ・
(幽霊と格闘ってw)
ペンダントを奪い取ります。
このペンダント、ラ・ヨローナには
ものすごく重要な意味を持つものなんです。
あるシーンで、主人公の子どもが
迫り来るラ・ヨローナに
そのペンダントを差し出します。
(なんか知らんけど
差し出したほうがいい気がしたらしいw)
ラ・ヨローナは、このペンダントを見て
かつて自分も子どもたちを
深く深く愛していたという記憶を
取り戻したんでしょうね。
それまでゾンビみたいな顔だったのが
生前の美しい顔に戻って
ツツーって、涙を流すんです。
このころには私
出つづけてた涙も止まりかけてたのに
またこのシーンで、涙腺崩壊しましたよ。
私もね、子を持つ母親ですが
この映画に出てくるお母さん3人とも
私の中にいるなあって思いました。
そして、この3人とも
子どもたちを
とてもとても愛しているのでしょう。
家族を守ってくれるお父さんの不在
そんな中で、不安と孤独に耐えながら
子どもたちを愛し
懸命に守ろうとするお母さん
だけど、なかには
ひどく傷つき、愛を歪めてしまい
大切な我が子を殺してしまうお母さんも。。
これって、今の世の中を
描写してる気がします。
弱いものを守ってくれる「正しい力」の不在
(男性性の機能不全ともいうのかな?)
このために、不安と孤独で傷ついた
母性や女性性
そして、そのしわ寄せは
一番弱い子どもに行くという・・・
なんかね〜
女性には、もちろん観てほしいのだけど
男性にも、観てほしいかな〜。
まあ、えげつなく怖いホラーやから
勧めても、観てくれる人は
少ないかもやけどw
ちなみに、あの映画で
ここまで感動して号泣してたのは
おそらく私だけですw
今日行くか、日曜日に行くか
迷ってたんだけど
空いてる今日に行って
正解でしたわ〜。
人がいっぱいいる中で
あんなホラー映画観て
号泣してたら、きっと
変な人って思われたでしょうから^^;
でも、これ
ホンマ名作やと思います!
観終わって、家に帰ってくるとき
早く息子に会って、ギュってしたい!
って、思いました。
どうやら、あの映画で
私の母性もうっかり
癒やされたらしいw
泣きすぎて、終わってからも
しばらくは、目が真っ赤w
しかも、この写真
ライオンキング観て
感動して泣いたみたいな感じになってる↓
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